2017年06月29日
オーガニックオーラルケアシリーズ「emybloom」のパンフレットデザイン:色の選び方 アースカラーを有効に活用する。
オーガニックオーラルケアシリーズ「emybloom(エミーブルーム)」のパンフレットデザインです。
店頭で配布されていました。
商品には、緑色と茶色が使われおり、パンフレットも商品と同じ緑色と茶色をベースに、さらに濃い茶色を使用した配色になっています。
この配色は、「アースカラー」と言われるものです。
「アースカラー」とは、大地や木の幹などの茶系、木や植物の葉などの緑系、空や海の青系の色を言います。
(一説には、青は含まないという説もあります。)
オーガニック商品に「アースカラー」の採用は有効です。
なぜなら、自然と調和した色は、オーガニック(天然由来100%)であることをを連想しやすいためです。
中面には、葉や野菜の写真が使われていました。
実際の葉や野菜を使用することで、より自然に近い商品であることがわかります。
中面で使用されている茶色は、より土の色に近いはっきりとした色なので、可読性にも優れ、自然のイメージをさらに強調したデザインになっています。
パンフレットはA6サイズの8ページで、商品情報や特徴の他に、天然由来成分の詳細、使い方の詳細などがイラストも添えて紹介されていました。
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●emybloom | official site
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22:05
│パンフレットデザイン
2016年12月16日
「HOUSE OF ROSE」クリスマス商品のパンフレットデザイン:シチュエーションと顧客に向けて考え抜かれたデザイン。
「HOUSE OF ROSE」クリスマス用のパンフレットデザインです。
店頭で配布されていました。
このパンフレットは、2016年11月3日(木・祝)~12月25日(日)の間に限定販売されているクリスマス向け商品のためのものです。
クリスマス商品には「ホーリーローズ」と「クラシック プー」という2つのシリーズがあります。
メイン商品の「ホーリーローズ」のパッケージはすべて「ピンク」で、ラベルには「金」が使用されていました。
(「クラシック プー」は、「赤」と「金」の組み合わせが主に使用されています。)
形状と表紙はわかりやすくクリスマスツリーが使われていますが、オーナメントは今回のメイン商品のカラーで統一されています。
「商品」や「パンフレット」を制作する時に、それぞれを単体で考えるだけではなく、このように店頭に並べられた様子をイメージすることはとても大切です。
店頭では商品近くにパンフレットが設置されており、色味によって巧みにイメージが統一されていました。
このパンフレットは、配布場所と商品について考え抜かれた仕事と言えます。
ツリーの形に型抜きされたパンフレットのグリーンは、ショップ内でクリスマスの祝祭の雰囲気を引き立てます。
ツリーに飾られたオーナメントの色彩を商品のイメージカラーと合致させることで商品に意味を、つまりプレゼントとして商品に特別な意味を付与させているように思えます。
プレゼント探しに頭を悩ませながらデパートやショッピングモールを歩き回っているお客様に、「今年のプレゼントにふさわしいお買い物はここですよ」とオススメするためのデザインとディスプレイですね。
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●HOUSE OF ROSE(ハウス オブ ローゼ)
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21:20
│パンフレットデザイン
2016年02月08日
「Mjuk(ミューク)」のパンフレットデザイン:お客様のことを第一に考えて、シチュエーションとサイズ感に気を配る。
「Mjuk(ミューク)」パンフレットデザインです。
東急フードショーの店頭で配布されていました。
このパンフレットは縦と横が12cmの正方形で、バレンタインデー用のものとして制作されています。
この商品のコンセプトは「北欧デザイン」で、「Mjuk」とは、「柔らかい・優しい」という意味だそうです。
パンフレットの中面は、3名のアーティストの紹介、それぞれが担当した商品の情報、原材料の写真などがレイアウトされていました。
北欧のグラフィックデザイナー2名とテキスタイルデザイナー1名のデザインが、パッケージやショコラにも反映されています。
プレゼントすることを前提とする商品ですので、ショコラだけではなく、パッケージへのこだわりをアピールすることは、プレゼントする人の自信につながるでしょう。
自社の商品を購入していただくお客様に対する、こういう細やかな配慮はこれから益々、大切にしていかなくてはなりません。
見開きの中面も、12cm×24cmというコンパクトなサイズでありながら、情報を巧く整理し、それぞれが魅力的に見えるデザインの工夫がされていました。
バレンタインデーの時期は、販売店も混んでいることが多いので、大きなパンフレットを渡されるより、このようなコンパクトサイズの方が有効かもしれません。
また仮に、ショーウィンドウが他のお客様で埋まっていたとしても、先ずパンフレットで確認していただくこともできます。
このように、中面で瞬時にすべての商品を把握でき、なおかつ商品を魅力的に見せることができたら、購入決定の際に強力なツールとなるでしょう。
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●ミューク|東急フードショー|渋谷駅・東横店|東急百貨店 TOKYU DEPARTMENT STORE
●ジェイ・ワークス株式会社
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00:01
│パンフレットデザイン
2015年05月28日
「御門屋」のパンフレット・リーフレットデザイン:店舗周辺の地域にも配慮する。
「御門屋」のパンフレット・リーフレットデザインです。
アトレ四谷店の店頭で配布されていました。
パンフレットは蛇腹折りで、それぞれの商品の特徴や商品一覧が掲載されています。
裏面にあたるページには、本店の情報と地図もありました。
御門屋は支店もありますが、「目黒地蔵通り『御門屋』」との表記が多々ありますので、目黒の本店を重要視していることがわかります。
パンフレットと一緒に配布されていたリーフレット「御門屋だより」には、本店を中心とした周辺の町並みや支店も含めたイラストマップが掲載されていました。
イラストマップは手描きで、親しみやすさも感じられます。「目黒探訪」では、おすすめのスポットも紹介されていました。
パンフレットでは、商品と本店の紹介のみにしぼり、伝統と味を大切に守っていることを伝え、リーフレットでは地域と販売店を紹介するという、それぞれの役割が明確です。
パンフレットとリーフレットの相乗効果により、「御門屋」の理念がとてもよく伝わる、優れた例だと思いました。
ちなみに、「御門屋」の揚げまんじゅうは本当に美味しいです。
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●揚げまんじゅうの御門屋
2014年05月11日
「無印良品」のパンフレットデザイン:何故、母の日には花屋さんではなくて無印良品で花を買わなくてはならないのか。
無印良品「母の日の花」のパンフレットデザインです。
母の日に合わせて、店頭でギフト用のパンフレットが配布されていました。
表紙には、「おかあさん、ありがとう」の文字とともに、ビニールハウスで栽培されている、カーネーションの写真が使用されています。
通常の表紙には、きれいに飾られた花束やフラワーアレンジメントが使用される事が多いですが、ここではあえてビニールハウスの写真を掲載していました。
ページをめくると、「きれいな花を咲かせるために」どのようにしてカーネーションが育てられているか、という行程が説明された写真と文章が紹介されています。
ビニールハウスでの写真や、「きれいな花を咲かせるため」の工夫を知る事で、丁寧に栽培されたカーネーションだということが伝わり、商品への信頼感につながります。
中面には、通常のカーネーションの鉢植えに加え、アレンジメントやプリザーブドフラワーも紹介されていました。
美しく華やかなアレンジは、パンフレットを眺めていても楽しいものです。様々な商品の中から選ぶ嬉しさもあります。
裏面には、店頭とネットストアの案内、商品の注文方法や受付期間、注意点等が掲載されていました。
A5サイズで8ページのコンパクトなパンフレットでありながら、必要な情報や工夫が随所に盛り込まれていて、伝えたい情報が明確に伝わる、優れたパンフレットだと思いました。
このパンフレットのクオリティーは、明確なコア・コンピタンスから生まれています。
「何故、世間一般にある花屋さんではなくて無印良品で花を買わなくてはならないのか?」
その理由こそが、表紙の写真にビニールハウスで栽培されているカーネーションの写真なのです。
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●無印良品
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16:18
│パンフレットデザイン
2014年04月23日
「六本木アートナイト2014」の電飾看板広告とパンフレットデザイン:「動き」を演出するラインと色彩
先日行われた「六本木アートナイト2014」のパンフレットデザインです。
左は、告知用のA4見開きパンフレットです。
右は、各イベントの詳細や地図が掲載された66ページのパンフレットで、実際に持ってイベント会場をまわるためのものです。
「六本木アートナイト」は、六本木の街を舞台にした一夜限りのアートイベントで、今年のテーマは、「動け、カラダ!」でした。
表紙デザインは、カラダのパーツをユニークなイラストで表現し、文字とイラストを組み合わせたものです。
テーマやイラストに「動き」を感じさせるラインを加える事によって、躍動感が生まれています。
また、ピクトグラムのようなイラストを用いる事で、イベントの新鮮さと楽しさが伝わり、イベントへの期待も高まります。
色は、特色の蛍光オレンジとグリーンで、目を引くものになっていました。
駅構内の電飾看板広告デザインです。
ベースカラーはイエローで、イベントの名称とテーマ、開催期間が明解に伝わります。
パンフレットと電飾看板広告のどちらも、「動け、カラダ!」というテーマに沿って、とても面白く表現され、目を引き印象に残るデザインです。
このように、イベント全体の統一感は保ちつつ、媒体によってそれぞれのデザインに変化をつけるのは、簡単なことではありません。
考え抜かれた上で展開されたデザインは、どれも素晴らしいものでした。宣伝美術は、「グルーヴィジョンズ」です。
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●六本木アートナイト2014
2014年03月30日
「イッツコム」番組表のパンフレットデザインとキャラクターデザイン:マスコット・キャラクターを使用するメリットと注意点
「イッツコム」2014年3月号の番組表パンフレットデザインです。「iTSCOMチャンネル」と「FM Salus」の番組表が掲載されていました。
「イッツコム」は、「イッツ・コミュニケーションズ株式会社」が運営しているサービスです。
パンフレットは8ページの観音開き仕上げで、中面には番組表とサービスの紹介などが掲載されています。
表紙は梅の木をバックに、「イッツコム」マスコット・キャラクターの「コムゾー」が写っています。
「コムゾー」=「イッツコム」
という図式が出来上がっていますので、駅に置かれたパンフレットも、一目で「イッツコム」のものと認識出来ます。
最近はゆるキャラブームもあり、若干奇をてらったものもありますが、「コムゾー」は可愛らしいイメージです。
「マスコット・キャラクター」を作るメリットとしては、
・親しみやすい
・印象に残る
・ブランド力の向上
・企業やサービス、商品などのイメージアップ
などが上げられます。
キャラクターのクオリティが高く受け入れられた場合は当然メリットとなりますが、出来、不出来に左右される面が多々あります。
印象に残るにはフックが必要となりますが、奇をてらうことはリスクとなります。
万が一、キャラクターが受け入れられなかった場合は、デメリットとなりイメージを損なうことに繋がります。
しかし、まったく無難なものでは印象に残りません。
企業とお客様の距離を縮める。気軽に相談出来る友人/隣人のような存在になるために企業そのものを擬人化(キャラクター化)するのが「マスコット・キャラクター」を起用する主な目的です。
従って、お客様に親しみを持ってもらう事を念頭に印象深いキャラクターを作る事、から絶対に外れない事を念頭にキャラクターデザインを検討すべきでしょう。
ゆるきゃらブームだから、という理由だけで自社に取り入れてしまう事は、一時的に注目されても得るのはリスクだけでメリットは皆無と言っていいと思います。
写真は「たまプラーザテラス」のスタジオにいる「コムゾー」です。スタジオで働いているようなイメージで設置されていました。
このように、パンフレットの表紙に登場したり、スタジオに設置することで、「マスコット・キャラクター」の認知度も上がり、サービスのイメージも向上します。
「マスコット・キャラクター」の起用が成功すれば、キャラクターは企業そのもの、優秀な営業マンとして活躍してくれますね。
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●東急沿線のケーブルテレビ(CATV ) | イッツコム
●横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz
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21:03
│パンフレットデザイン
2014年02月14日
渋谷マークシティ「MARK VALENTINE 2014」のパンフレットデザイン:バレンタインの広告は女性に向けて?
渋谷マークシティ「MARK VALENTINE 2014」のパンフレットデザインです。
表紙は、装飾的な鏡のようなデザインがされていて、ミラー部分が丸い型抜きの加工になっていました。
表紙をめくると、型抜きにより部分的に見えていた写真の、全体が見える仕掛けになっています。
チョコレートのケーキやマカロンの中に、小さな女性が立っていて、不思議な空間が演出されていました。
左ページと右ページのチョコレートカラーと、右ページの背景やイチゴのカラーとのコントラストが美しいです。
女性にとってスイーツやデザートは、日常でもワクワクするものですが、このパンフレットによって、「バレンタイン」というイベントが、より特別なものになっていると思います。
チョコレートをプレゼントされるのは主に男性ですが、買うのは女性ですからこういうポイントは勘違いしてはいけません。
毎年のイベントの場合は、こうした新鮮さや楽しさをどのように演出するか、というのがとりわけ重要です。
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●渋谷マークシティ
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15:52
│パンフレットデザイン
2014年01月06日
「青山フラワーマーケット」新年のパンフレットデザイン:季節と商品を絶妙にマッチングさせたデザイン例
「青山フラワーマーケット」新年のパンフレットデザインです。
表紙に「賀正」と大きく入ったものが、店頭で配布されていました。
このパンフレットは「蛇腹折り」仕上げになっています。「蛇腹折り」とは、谷折りと山折りを交互に繰り返す折り方ですが、これは細長くなるように折られていました。
細かく折り、表紙の上部を斜めにカットする事によって、見た目が箸袋のような体裁になっています。カットされた部分から見える赤色によって、紅白になり、お正月らしさが出ています。
また、昔ながらのお正月らしさを出す一方で、パンフレットの色遣いや、掲載されている商品はとてもモダンです。
「花とともに迎えるニッポンモダンなお正月」というコピーにあるように、商品もパンフレットのデザインも、実に巧く今回のテーマが表現されたものになっていました。
このパンフレットの妙は伝統(お正月)と先進性(モダン)の統一感にあると思いますが、こういった相反するの要素を一つにする高い技術こそ、プロの仕事と言えるでしょう。
お正月らしさと現代にマッチングしたモダンな部分をどうやって織り込んでいくのか。
どこが「お正月」でどこが「モダン」なのか。
お正月、モダンをそれぞれどのような形で実現しているのかを、ひとつひとつ丁寧に検証して実際に試してみる事で、デザインの引き出しがまた一つ増えると思います。
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●花・フラワーギフトなら青山フラワーマーケット
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21:03
│パンフレットデザイン
2013年12月24日
「ザ・ボディショップ」クリスマスのパンフレットデザイン
「ザ・ボディショップ」は、イギリスが本社の化粧品メーカーです。クリスマス用のパンフレットが配布されていました。
このパンフレットは、8ページの「蛇腹折り」仕上げになっています。「蛇腹折り」とは、谷折りと山折りを交互に繰り返す折り方です。
イギリスのメーカーなので、全体的に日本のパンフレットとは違った雰囲気のデザインになっていました。
このパンフレットが面白いのは、10月から12月までの3ヶ月間の「カレンダー」が掲載されている点です。
その「カレンダー」には、「クリスマス限定品登場」のお知らせに始まり、「キャンペーン」、「会員限定の特典」、「数量限定プレゼント」など、その時々の情報が楽しく記載されています。
表紙には「クリスマスのご褒美、到着!」というコピーが掲載されていますので、このパンフレットの目的は、自分へのご褒美として、女性に購入を促すというものです。
「カレンダー」に記載されている情報を元に、自分のためのプレゼントを購入するタイミングを選ぶというのは、女性にとってはちょっと嬉しい、楽しい時間になることでしょう。
また、「メッセージカードプレゼント」のキャンペーンなどもあるので、親しい友人へのプレゼントに利用してもらう事で、新規顧客獲得にも繋がります。
このように、想定される顧客である女性のことをよく考え、商品購入時の状況をイメージして制作されたパンフレットは、その目的や楽しさがすんなりと伝わってくるものです。
このパンフレットは、販売促進を目的にしたものとしては典型と言えるもので、過不足なく必要な要素が網羅されています。
こういった典型をきちんと自分のものにしておく事はとても大切な事なのです。
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●THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ) オフィシャルサイト
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12:14
│パンフレットデザイン
2013年12月18日
「ロクシタン」クリスマスのパンフレットデザイン
「ロクシタン」は、フランスが本社の化粧品メーカーです。
クリスマス用のパンフレットが配布されていました。
このパンフレットは、「両観音開き」仕上げの8ページで構成されています。両観音開きとは、開くと更に両方に開くことができる折り方で、1枚の横長の印刷物を8ページにすることができます。
表紙は、クリスマスらしい赤がベースのデザインで、開くと写真の紺色の冬の空が出てくるデザインになっていました。赤と紺のコントラストを活かした素敵なデザインです。
更に開くと、定番も含めた商品が、イラストと共に多数掲載されていて、とても楽しい構成になっていました。こうして3段階で構成し表現できるのが、両観音開きの特性です。
3段階で構成するというのは言い換えれば、ストーリーを織り込むことができるということです。
例えば、誰に、何処で、何をという形でメッセージを届けられるという事で、自社のメッセージを届けたいお客様が明確である時に、有効な場合があります。
クリスマスという年に一度の大きなイベントだからこそ、素敵な演出を仕込んで特別な準備をしたいものですね。
お正月、入学シーズン、夏休みなど、他にも業種によって、様々な繁忙期があると思います。その時に自社の場合はどういうストーリーを準備できるか、検討してみると良いかもしれません。
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●ロクシタン L'OCCITANE en provence
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18:04
│パンフレットデザイン
2013年12月06日
渋谷マークシティ「MARK LIFE」のパンフレットデザイン
渋谷マークシティが発行している「MARK LIFE」のパンフレットデザインです。
「MARK LIFE」には、マークシティに店舗を構えるショップが多数掲載されています。
特集1では「最旬コレクション」を、特集2では「いつもの暮らしを新鮮に HOW TO REFRESH!」として、インテリアグッズが紹介されていました。
インテリアのイメージ写真と、そのグッズを切り抜き写真で紹介するのは、雑誌などでよく見られる手法です。
具体的に「植物のある暮らし」、「ファブリックをチェンジ」、「見せる収納」、「見せるキッチンツール」といったトピックを紹介する事によって、よりイメージが湧きやすくなります。
また、そのグッズを自宅のインテリアにどのように取り入れるか、という提案は現実的なイメージを喚起して購買へと繋がりやすくなります。
渋谷マークシティのパンフレットの場合は、いわゆる雑誌類と徹底的に差異を付ける為にも、ここを強調する事が一つのやり方かもしれません。
商品をどのように紹介するのが良いのか、手法を精査する事は非常に重要です。
誰に、何を伝え、どういうカタチでお客様と関わっていくのか。
優先順位はケースバイケースだと思いますが、企業規模の大小を問わず、ハウス食品のマーケティングのように顧客第一主義が現在の主流だと思います。
いずれにせよ、デザイナーと膝を詰めて綿密に打ち合わせをする事でベクトルをきちんと揃える事が必要ですね。
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●渋谷マークシティ
http://www.s-markcity.co.jp/
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20:44
│パンフレットデザイン
2013年11月28日
強みと特徴を活かす:「ドミノピザ」のパンフレットデザイン
「ドミノ・ピザ」のパンフレットデザインです。
このマークは、「Domino's」のロゴマークと同じ赤と青の2色と焦茶色を使用する事によって、全体の統一感も出ています。
メインビジュアルは「チーズピザ」の写真ですが、これはベースにカマンベールチーズなどのイメージがありますね。
「チーズピザ」の名称のマーク『QUATTRO FORMAGGI』も輸入物のチーズのパッケージイメージ、「ハマるひと続出のあのチーズピザが帰ってきました」というコピーもチーズの味を強く意識したものであり、手前にカマンベールの形状を意識した箇所を使用しているのも「チーズ感」を強調したものになっています。
チーズが苦手な人にはまったく関心が持てないかもしれませんが、このパンフレットは「チーズが好きな人に向けて作られたパンフレット」なので、これだけ方向性を絞って強く押し出すという判断は当然と言えます。
そして、チーズというクセが強い食材をモチーフにする時ならでは、のやり方であり、特徴・強みを最大限に活かすデザインとして、お手本のような好デザイン例と言えるのではないでしょうか。
資材が特徴の住宅、生地が特徴のシャツ、カラーリングが特徴のスマートフォンなど扱う商品の特徴を捉える事。
その特徴をどのように人々が受け止めているのか、を考える事の大切さを改めて感じました。
チーズ→クセが強い→ハマるひと続出というコピーは意外と簡単に出てこないかもしませんし、簡単に出てきたとしても、すべてのイメージを「チーズ感」の強調できれいに統一する事は出来ないからです。
これからも日常の、どこにでもあるデザインについて、注意を払っていきたいと思います。
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●宅配ピザのドミノ・ピザ
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20:40
│パンフレットデザイン
2013年10月25日
「aobadai style」のパンフレットデザイン
昨日に続いて、青葉台東急スクエア「aobadai style」のパンフレットデザインです。
「aobadai style」は、青葉台東急スクエアに出店している女性のアパレルショップと、そのファッションを紹介する内容になっています。
秋号の中面には、各ショップのファッションアイテムと、コーディネートが掲載されていました。
タイトルや切り抜きの写真の中には、装飾やイラスト、色付いたぶどうの実や葉の写真が散りばめられています。
ファッションのように、季節がセールスのタイミングと密接に関係しているものは、「買い物の時期だよ」と気付いてもらうためにこういった演出が有効です。
特にファッションは楽しみの部分が大きいですから、これからの季節を感じ、買い物の時期が来た、とワクワクさせるデザインでなければいけません。
裏面には、ショップスタッフの写真と、ファッションに関するQ&Aが掲載されています。
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Posted by R at
19:52
│パンフレットデザイン
2013年10月24日
「aobadaiごはん」のパンフレットデザイン
青葉台東急スクエア「aobadaiごはん」のパンフレットデザインです。
「aobadaiごはん」は、青葉台東急スクエアに出店している飲食店と、そのメニューを紹介する内容になっています。
秋号表紙のメインビジュアルは、「栗と洋梨のワッフル 〜マロンアングレーズソース飾り〜」が掲載されていました。
背景になるテーブルクロスには、レッドとベージュを選び、それにモミジを添える事で、季節感が出ています。
紅葉の配色をベースに、モミジ、栗といった季節のアイテムを加えることで、秋らしさが一目で伝わってきました。
王道というか、ベタというか、そのまんまとも言えますが、そういうデザインがしっくりと来る時もあるのです。
タイトルのイチョウの色も、この季節にぴったりでした。
裏面には、新規オープンのお店と地図が掲載されています。
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Posted by R at
20:20
│パンフレットデザイン
2013年10月15日
「2013 横浜えきまつり」のパンフレットデザイン
10月4日から14日まで開催されていた、「横浜えきまつり」のパンフレットデザインです。
「横浜えきまつり」は、横浜駅かいわいのショップや会場で催されるイベントで、ガイドマップとしてパンフレットが配布されていました。
表紙は「I♥ NEW YORK」にちなんだデザインで、「I♥ YOKOHAMA STATION」と大きく掲載されています。
背景はブルーベースに、ピンク、ブルー、イエロー、グリーン、グレーのショッピングバッグで、パターンが形成されていました。
ちなみにブルーは、横浜のイメージカラーのようです。
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Posted by R at
19:58
│パンフレットデザイン
2013年09月28日
「どんぶり名人」のパンフレットデザイン
「どんぶり名人」宅配用メニューのパンフレットデザインです。
このお店のどんぶりは、「注文を受けてから揚げる」ということを、売りにしています。
表紙に入っている写真は、まさに揚げている様子を撮影したもので、そこに赤丸と「揚げたて」の文字も添えられていました。
「揚げたて」は、書道のような独特の書き文字で、はねやはらいなどが手書き風になっています。
「注文を受けてから揚げる」、「手書き風の文字」は「作り置きではない」という事が強調されていて、出来立ての美味しさを届けるというメッセージを的確に伝えています。
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Posted by R at
17:21
│パンフレットデザイン
2013年09月18日
「タルボット」秋冬コレクション2013のパンフレットデザイン
「タルボット」は、アメリカのアパレルメーカーです。
秋冬コレクションのパンフレットが配布されていました。
パンフレットの表紙は、ブランドロゴ、「FALL & WINTER 2013」のテキスト、ワンピースとドレスボレロを着たモデルの写真、の3点で構成されています。
ブランドカラーの赤いロゴとテキスト、グリーンのワンピースは、補色(色相環で正反対に位置する色の組み合わせ)です。
補色を効果的に使いデザインされていました。
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Posted by R at
17:32
│パンフレットデザイン