2013年09月21日
「ソーシャルメディアの夜明け」のブックデザイン2
昨日に引き続き、「ソーシャルメディアの夜明け」(平野友康 著)の装丁・ブックデザインです。
書籍には、読んでいるページを記録するための、しおり(スピン)が付いているものがあります。
スピンというのは出版関係の用語で、栞紐(しおりひも)と呼ばれることもあります。
ハードカバーに付いていることが多いですが、このようにソフトカバーや文庫本に使われることもあります。
この本には、ビビッドな赤と対比となるような深い青のスピンが2本付いていて、読書中のページに2色のコントラストと彩りを添えるものになっていました。
スピンの色や種類の選定もブックデザインのひとつです。
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2013年09月20日
「ソーシャルメディアの夜明け」のブックデザイン1
「ソーシャルメディアの夜明け」(平野友康 著)の装丁・ブックデザインです。
この書籍のデザインは、特殊インクと加工、用紙と色の選定に優れていました。
カバーの大きな「♯(シャープ)」の模様は、ピンクの箔押しがされています。その上に帯として、厚手のピンクのトレーシングペーパーを巻いていました。
そのトレーシングペーパーから、カバーが薄く透けて見える状態になっていて、その重なった部分は、新たな色を生み出し、一工夫が冴えたデザインとなっています。
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