2014年01月16日
キリン「澄みきり」ポスター 広告デザイン:広告に必須なシズル感が必要な理由
キリン「澄みきり」のポスターデザインです。駅貼り広告として掲載されていました。
「澄みきり」は、「キリンじゃなくちゃつくれないものを、もう一度つくろう。」というコンセプトで開発されたそうです。
キャッチコピーの「乾杯御礼」に続くボディコピーには、「2013年、1億5千万本の澄みきりが、乾杯されました。」とあります。
「1億5千万本」というのは、売り上げ本数のことだと思われますが、「乾杯されました」という表現が用いられている事に、とても好感を持ちました。
そして「2014年、みんなに、にひとつでも多く、素敵な乾杯がありますように。」というコピーで締められているのも、素晴らしいと思います。
イメージビジュアルのパッケージは、飲み物特有のシズル感が出ています。シズルは広告業界で使われる場合、消費者の五感に訴えて購買意欲をそそる、つまり体感や経験に訴える手法です。
今回の場合は、冷えた缶についている水滴などがそれにあたりますが、シズル感こそが生命線であり、表現として成立させる際に最も悩ましい部分になるでしょう。
こればかりはコツというものではなく、考え抜く事と普段からデザインについて神経を研ぎすましておく事でしか産み出せないものだと思います。
広告においては「シズル感があるか」は一つの指標と言えそうです。
「2013年、澄みきりは1億5千万本の売り上げを達成しました。」
ではなく、
「2013年、1億5千万本の澄みきりが、乾杯されました。」
というコピーもシズル感を適切に用いて、消費者の実感に寄り添う事を重視している事の現れである事は言うまでもありません。
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Posted by R at 21:23
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